3匹の子犬を、初めて見たのは7月でした。
クロが体長30Cmくらいの3匹の子犬を引き連れているのす。
チョコチョコ歩く可愛さに、目が点になりました。
子犬たちは、斜め向かいのマンションの警備員に餌をもらっています。
Kindomの黒犬たちも面倒を見ていて、雨の日はトラックの下に入れます。
だから、ひとまず安心。
私たちは、窓辺に双眼鏡を置いて、子犬を観察し始めました。
クロとシロ以上に子犬に夢中になったのです。
白と黒と茶色3匹の子犬は、体毛が短い台湾犬です。
台湾犬は、筋肉質で優秀な猟犬です。
そのせいか、とてもよく遊びます。
広場にある何かをおもちゃにして、延々と遊び続けます。
オモチャは、時には布だったり、靴だったり。
なんでもオモチャにしてしまいます。
上になり下になり、引っ張り合い、走り回り、1時間くらいじゃれあっています。
子犬の動きは無邪気で、見ているほうも飽きません。
飼い犬には絶対出来ない動きなのですが、人間も含めた子供とは何かを感じます。
子犬たちの親が誰なのか、実は未だに分かりません。
でも、都合7匹、仲良く協力して生きています。
こいつらも生まれて5ヶ月あまり。
随分大きくなりました。
敵が来ると、子犬たちだけでも健気に応戦します。
すごい勢いで走ってきて、吠えて追い払います。
クロとシロと仲間。
そして何より健気で可愛い子犬たち。
生き物本来のあり方を考えさせてくれる、かけがえのない存在です。